こんにちは、尾島です。
今回は、ギターソロについて考えてみました。
その中でも今回は、「どうやったらカッコ良く聴こえるか」にフォーカスしてます。
誰にカッコ良いと思ってもらうかが重要
カッコ良いギターソロって、誰を対象にするかで基準が変わってきますよね。
・自分がカッコ良いと思うか
・音楽家がカッコ良いと思うか
・一般リスナーがカッコ良いと思うか
だいたいこの辺に収まると思うけど、僕は一般リスナーがカッコ良いと思うか?を基準にしています。
自分の為でも、楽器を弾いている人でもなく、音楽を聴く一般リスナーがカッコ良いと思うかどうか。
なので、僕は自分のソロがカッコ良いかをエレキギターの音すらもあまり知らない嫁はんに、
「このソロどう?」
っていって聞いてもらったりしてますね。
そしたら、「うん、カッコ良いね!」か「んー、私にはわからないかな…」っていう反応が返ってきます。
大事なのは、聞いた相手が第一印象含めトータルで「カッコ良いと“感じるか”」が指標かなと。
だからこの場合、「んー、私にはわからないかな…」っていうのは、あまりカッコ良くないソロの可能性が高いですよね。
自分ではどうしても主観的に見てしまうので、少しでも客観的な意見を取り入れた方が、一般リスナーへの「カッコ良いソロ」には近づくと思ってます。
カッコ良さのポイントは定番性と歌心
拍とリズムは大前提として、僕はカッコ良さのポイントは、「定番性と歌心」にあると思っています。
定番性=色が強く汎用性の高いフレーズ
一つ目の定番性についてもう少し言い換えると、
「色が強く汎用性の高いフレーズ」
ですね。
そして、カッコ良いギターソロを考えるには、それを知っている事が重要ですね。
カッコ良いソロを弾く為に、好きなバンドのソロをコピーするのでも良いけど、だいたいアンサンブルにかっちりハマったソロを弾いている事が多いから、普段の自分のプレイには応用しにくいです。(出来る人もいるけど、センスが必要かな汗)
それよりも、教則本のようなもう少し汎用性のあるフレーズをたくさん“知っている”事の方が、カッコ良いソロは作りやすいです。
ロック、ポップス、カントリー、ジャズとかのキャラの強いド定番のフレーズですね。
というのも、キャラクターが強い分、一般リスナーとしてもフレーズの軸が定まってて分かりやすいんですよね。
「おっ、なんか聞いた事あるフレーズ!」
っていう感じで、受け入れやすいというか…
ただ、ド定番のまま使ってしまうとベタっとして、当たり障りのないフレーズになるけど、それを自分の曲に合わせて、自由にキャラを薄めたりして使うイメージが大事かなと。
アドリブを弾く場合は瞬時に弾けるレベルまで持っていく必要があるけど、DTMとか曲作りでソロを作る時は、“知っている”っていう状態で十分な気がしてます。
フレーズを知らないと、そもそも頭の中でソロのイメージを鳴らした時に、選択肢として出てこないんですよね。
選択肢として出てくれば、それを元に少しだけ雰囲気変えたりしてアレンジすると、だいぶカッコ良いソロになると思います。
歌心=音の強弱とビブラート
シンプルな所ですけど、
ここをなんとなくで済ませてしまうと、どんなフレーズもカッコ良くならない
ですね…
まず強弱ですけど、基本低い音はピッキング弱めに、トップノートは強めに弾くとダイナミック感が増して、「おっ!」ってなりますね笑
同じフレーズだとしても、ベタっと常に同じ強さで弾くのとでは相当変わります。
フレーズ性以外で、ストーリーを演出できるのも、強弱の良さですね。
ビブラートですが、これがギターの歌心の大部分を決めるとさえ言われる程、重要な技術です。
こればっかりは、本当に十人十色なビブラートがあるので、良し悪しは好みで分かれます。
ただ、大原則として“ふり幅は一定”である事と、プラスで一般のリスナーが聞いて「カッコ良い…」と思えるか?っていう視点が大事かなと思ってます。
「ビブラートのカッコ良さってなに?」って思うかもしれないけど、そんな方は、ボーカリストのビブラートをマネする事もおすすめです。
演歌のように、最初は揺らさずに後半揺らすのも、こぶしがきいてカッコ良いですし、僕は激しめの曲とか、とにかくカッコよさマックスにしたいときは、西川貴教さんのビブラートをマネしてます笑
かなりふり幅広めで、最初から強烈にビブラートかけるイメージですね。
こんな感じで、一口にビブラートといっても、
・最初から最後まで規則的に揺らすタイプ
・最初は揺らさず、後半に揺らすタイプ
で大きく大別されます。
この中で、自分が弾くフレーズの相性を考えながら、適宜ビブラートの種類をどれにするか採用していくのが良いと思います。
長くなりましたが、要は・・・
「フレーズの定番性と歌心を持って、一般リスナーがカッコ良いと思えるか」
ですね。
今回はこの辺で終わりにしておきます。
では、また。