昔から根強い人気を博するアクションRPGの金字塔「ロックマン」のハリウッド実写映画化が、10月4日にカプコンより正式に発表されました。
ゲーム、アニメの実写映画化には毎度賛否両輪ありますが、今回に関しても様々な意見があるようです。
詳しく迫っていきます。
ロックマンの起源は昭和62年
ロックマンは1987年(昭和62年)に家庭用ゲーム機、ファミリーコンピュータから発売されました。
発売当初から爆発的な人気を誇り、これまでに数々の派生作品、移植、リメイクが行われてきました。
そして遂にそんなロックマンがハリウッド進出することが10月4日に正式に発表されました。
以下、監督と脚本についての引用。
20世紀フォックスが配給し、制作は『猿の惑星』新シリーズなどを手掛けた米チャーニン・エンターテイメントが手掛ける。監督と脚本はアリエル・シュルマン&ヘンリー・ジュースト(『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ)で、プロデューサーとして「HEROES/ヒーローズ」などのマシ・オカも参加している。
現時点での仮タイトルは「MEGAMAN」で、海外でのゲーム版ロックマンの呼称と同じものになる予定のようです。
また、同日にロックマン最新作「ロックマン11 運命の歯車‼」がPS4、Switch等より発売しました。
世間の反応は厳しい・・・
他の実写映画化もそうですが、ロックマン実写化に関しても批判的な意見が多いようです。
・不安しかない
・パーツはどうするの?
・上手くいった試しがない
・安易に実写化しないでほしい
などなど、世間は厳しいですね。
特に2Dアニメーションだからこそ映えるパーツ、バスター、エフェクトの問題やボス戦の展開など不安になる要素が多く心配の声が広がっています。
制作側はゲーム作品の世界観を損なわないように、プラスアルファでハリウッドの迫力感、壮大感を加えて制作に当たっているようですが、いまだ情報が少ないので続報が待たれます。
根強いファンが多数いる作品だからこそ、気を使った制作が求められそうです・・・
映画は別物!
ただそんな中、肯定とまではいかないが比較的前向きな意見もあります。
・映画は別物として観たら良い
・エンターテイメントとして興味がある
など、原作も好きだけどそれとは別物として楽しみにしている。
という方も多数いらっしゃるようです。
ゲームのアクション、演出を100%再現するのは難しいですが映画として、一種のエンターテイメントとして観覧したら良いじゃないかというのが大半のようです。
まだ公開予定は未定のようですが、期待と不安で注目が集まっています。
二次作品の実写化はあり、なし?
最近ではモンスターハンター実写化も発表されましたが、これまでにストリートファイター、バイオハザード、ドラゴンボールなども実写化されています。
”黒歴史”とまで言われるほどに非難が多い実写化ですが、なぜ今も続くのか。
その背景には”原作にはない展開を作りたい”という思いがあるようです。
”原作のままを映画化するのであれば、やる必要がない”とまで言い切る意見もあり、制作側と受け手側の求めるビジョンが違うようです。
今まで見たことのない作品を作る為にキャラクターを使う制作側と、ゲーム/アニメのままの世界観ストーリー、風貌で人間が演じる姿を見たいというリスナー。
この溝を埋めるのは中々難しそうです。
根強いファンが寛容になり受け入れていく姿勢が広がれば、映画化、実写化の評価も上がるように思えますね。
続報に期待・・・
ロックマンの実写化ももちろんだが、これからの実写化に対する世間の考え方の変化という部分についても続報が期待されます。
せっかくの新作ですので、良い雰囲気のまま上映を迎えられると良いですね。