こんにちは、尾島です。
今回は過去に僕も経験のある、ミクスチャーバンドの難しさと失敗談をお話します!
昔やってたバンドのライブDVDを見て・・・
今回なぜこの話をするかと言うと、僕が昔やってたミクスチャー的なバンドの当時のライブDVDを見たのがきっかけですね。
昔はよく地方を含め、各地へライブツアーをしていたんですけど、当時のDVDを恐る恐る再生してみたら、もう地獄絵図でしたね笑
「ライブスタート!」
SE:ドーン
1曲目:Heartbeat!!!(ラウド系⇒僕の黒歴史です笑)
2曲目:Voice(ファンク系⇒この落差…汗汗)
1曲目は「頭触れや~!!!」的な煽りをして、2曲目に「みんなで縦ノリ楽しもうぜ~!!」みたいな感じで、完全にお客さんを置き去りにしたライブをしていました笑
いやー、当時のお客さんにはマジで申し訳ないです・・・
で、当時僕の周りのバンドはラウドならラウド一本、ポップスならポップス一本みたいな感じで、ステージ30分を同じ色で統一して組んでたんですよね。
そしたら、結構盛り上がったりして、僕らのバンドにはない感覚というか、「なんで自分たちだけも盛り上がらないんだろう」とか思っていました笑
改めて思い返すと、なんでこんな現象が起きてしまうんだろうと思ったのが、今回の記事の根幹です。
結局自分たちの世界観を押し付けてただけ
ライブって、当然お客さんあってのライブな訳で、そこを度外視してたからというのが、一番の原因ですね。
特にインディーズバンドの場合だと、ほとんどが初見じゃないですか。
あくまで出演時間が30分程度の場合の話ですけど、そんな短い間に、ポップスやってラウドやってメタルやってバラードやってとかしてると、世界観が伝わらなくてお客さんがおいていかれるんですよね。
当時のライブDVDは、演奏面は別として、正直曲単体の評価はそんなに悪くなかったんですよね。
ただ、ライブとしては0点でしたね笑
完全にお客さんを置き去りにして、自分たちの音楽を押し付けている状態。
その当時は、「どうやったお客さんはレスポンスを返してくれるんだろう」とか考えていましたけど、もう前提から違うんですよね。
自分たちの濃いカラーを感じてもらって、共感してもらった人から順にレスポンスが返ってくるのに、七色に光るカラー全部好きになってほしくて、共感を押し付けて、レスポンスも返してほしいなんて、全てがめちゃくちゃですよね笑
「そりゃ誰もついてきてくれないよ笑」って自分でツッコミを入れたくなるくらいです笑
ワンマンとかで、2時間くらいあるなかでストーリーを作って演出するのなら良いですけど、30分という限られた時間、ましてやエンタメ力も低い段階でミクスチャーとしてライブを作るのはかなり難しいなと、過去の自分を見て素直に思いましたね。
冷静に考えれば当たり前なんですけどね笑
先日書いた「悩みを抱えると盲目になる」の記事にも通じる部分がありますが、当時はそんな事は一切考えられず空回りしていました笑
プラスで、仮に僕が今ライブのイベンターだとして、ミクスチャーバンドって結構扱いにくいなって思いますね。
ジャンルごちゃまぜのイベントとかだったら良いですけど、結構固定ジャンル限定のイベントって多いから、そういう時はたぶん呼ばないなーって思います。
イベントがブレちゃうから。
そんなこんなで、ミクスチャーバンドは楽しいけど、ライブはつらいよって話でした笑
では、また。