こんにちは、尾島です。
今回は音楽理論についてのお話です。
特に、ギタリストにとって音楽理論は必要なのかと学ぶタイミングや使用する場面について解説していきます。
音楽理論に対してなぜ”必要なのか”という疑問が出るのか
ギターに限らず音楽をやっていると耳にするのが音楽理論。
音楽理論は、”その曲の中でどんなコード/音階が使えるのかを言語化したもの”という認識で良いと思いますが、僕も最初はよく知りませんでした。
僕自身、「音楽理論知らないとだめなのかな・・・」と不安に思うことが多々ありました。
挙句の果てに、「音楽には鳴らしてはいけない音がある」という巷の噂を聞き、さらに不安に思い勉強した思い出があります笑
そこで。
そもそも、なぜ音楽理論はギターに必要なのかという疑問が出てくるのかという話ですが、可能性としては二つあります。
・ある程度感覚で作曲できるから
・周りにちゃんと音楽理論を活用できている人がいないから
特に二つ目がやっかいで、周りが感覚で作曲をする人が多く、その曲が結構かっこ良いので”必要性を感じない”というパターン。
でもネットや教本を見ると、やたら音楽理論音楽理論と書いてあるので、「音楽理論ってギターに必要なの?」という疑問が出る訳ですね。
ちなみに、この口ぶりから察すると思いますが、僕はある程度音楽理論は必要だと思っています。
その理由は次の項目でお話します。
ギタリストが音楽理論を使う場面は?
音楽理論を知っていると色々な場面で力を発揮してくれます。
例えば、作曲やバンドアレンジ、アドリブなどが主に挙げられます。
作曲に関しては、確かに音楽理論を知らなくてもある程度感覚で作ることが出来ます。
僕も最初感覚で作っていて、「お!結構いい感じ!」と思った記憶があります。
ただ、感覚だどどうしても”似たり寄ったり”な曲調になりがちです。
経験上、4曲目からは1曲目の劣化版みたいな曲になり、どんどん自分の才能の無さに打ちひしがれていきます笑
そこを音楽理論を使う事で”捻じ曲げる”事ができるので、音楽性に幅が出てきますし、「こんな雰囲気にしたい!」という自分のビジョンを的確に再現する事も可能になってきます。
アドリブに関しては、特に音楽理論が必要になってきますね。
これは、感覚では中々難しい所です・・・
音楽理論を理解し、どんな調なのか、どんなコード進行なのか、このコードにはどんなスケールが使えるのかなどが、密接に関わってきます。
ここまでで、「僕は作曲もアドリブも一生しません!」という方に関しては、音楽理論は必要のない物だと思います。
ですが、ギタリストという枠組みで話すなら音楽理論には、もう一つ重要な場面があります。
それは、”耳コピ”です。
音楽理論を学ぶタイミングは”耳コピ”がポイント
僕が思う、一番ギタリストにとって音楽理論が有益となる場面が、耳コピです。
耳コピとはその名の通り、音楽を自分の耳で聴いてそれを元に曲をコピーしていく事ですが、この時に音楽理論を知っているか知らないかで、めちゃめちゃ効率が変わってきますし、精度も変わってきます。
ギター初心者の方が耳コピをしたときには、こんな経験があると思います。
「この次の音、5ジレットと6フレットどっちだろう・・・」
この現象が起きる原因は、音楽理論を知らないと極論、全フレットの中からターゲットの音を探す事になるからです。
耳がある程度肥えている方ならなんとなく、「こっちだな」という結論に至りますが、ギター初心者にはまずその力がまだ身についていないですよね。
その判断材料として、音楽理論があるという感覚です。
しっかり音楽理論を理解していれば、「この曲で5フレットの音は音楽理論上、基本押さえないから、6フレットだ!」というように自信を持って耳コピを進められます。
さらに言うと、音楽理論において曲の中で使われているコード達には、固有のキャラクターがあるので、ギターを持っていなくても、曲のコピーができるようになります。
僕もPopFreaksで課題曲を決めた時はまず曲を一通り仕事等の移動中に聞いて、そこでざっくり耳コピを終わらせます。
そして、家で実際にギターを構えて改めて耳コピをすると、めちゃめちゃ短時間で終わります。
感覚としては、移動中の耳コピの答え合わせをしていくというような感じですね。
なので、音楽理論は普段忙しくて時間のない方に、特におすすめです。
結論:音楽理論は必要?or不必要?
すみません、前の項目で答え出てます笑
僕は、基本的に音楽理論は必要だと思いますし、普段耳コピに苦戦している人や時間の無い人には得におすすめです。
また、作曲で同じような曲しか書けなくなってきている人にも、非常に効果的なものなので、一度勉強してみる事をお勧めします。
王道なコード進行や、感動系、パンク系、エモ系等々ある程度テンプレートもあるので、作曲も楽になると思います。
まぁ、その中でオリジナリティを出していくのも、また難しいのですが・・・
では、また。