こんにちは、ゆうぞうです。
今回は意外と知らないというか、考えた事がない人も多いのでは?と思う事をテーマにしました。
それは、「会社の基本的な目的」です。(知っている人にとっては当たり前かもしれないですが…)
前回は「自分が働く理由を探す必要がある」という事をお伝えしました。
とはいえ、自分が働いている場所がどういう場所なのかを知らないと、「働く理由」を見つけてもあまり意味を持たないので…
では、さっそく本題に入っていきましょう!
会社の基本的な目的はもちろん“お金儲け”
こういう見出しを付けると2パターんの反応があると思います。
「まぁそうじゃない??」っていう反応と、「えっ、そうなの?」っていう反応…
ちなみに僕は後者でした笑
数年前まではフリーターをしていて、今勤めている会社が1社目なので、まぁ当然と言えば当然なのですが、僕にとっては結構衝撃的でした。
「えっ、そうなの?」って思った僕は、
・会社はなんで利益ばかり追い求めるのだろう?
・会社は従業員をコマとしか見てないのでは??
・会社にとってお客さんは財布なの??
とかまぁ、色々な事を考えていた時期がありました。
今となっては、これを踏まえて乗り越える事ができたのですが、当時はこんな悩みが膨れ上がっていました。
ここでハッキリしておきたいのが、「会社の基本的な目的がお金儲け」という事が“悪い”と言っている訳ではないという事です。
もう少し身も蓋も無い言い方をすると、
会社とはそういうものだという話です。
今みなさんが使っているスマホやパソコン、アパートや車、さらに生活必需品に至るまで、基本的にはお金儲けの為に会社が試行錯誤して出来た至極の商品です。
良く考えてみると、自分たちの周りにあるもののほとんどがビジネスによって生まれたものだという事が、再認識できると思います。
まぁ良い悪いの話ではないですが、こうやって現実を目の当たりにすると、少し悲しい気持ちにもなりますよね…
良い悪いと好き嫌いはまた別の話ですから笑
ですがこういったルールの元で、基本的には会社が回っているという事は知っておかなくてはいけません。
で、
なぜ会社の基本的な目的がお金儲けになるのかと言うと、当然ですが日本が“資本主義”だからです。
資本主義というのはざっくり言うと、「利益を追求する為に労働者を使い、生産する為の経済体制」と言えます。
くどいようですが、好き嫌いは別として基本的に会社というのは、こういう根本を持って活動しているという事を知っておく必要があります。
お金儲けをマスキングしているのが経営理念?
ここからが今読んでくれている方に僕が伝えたい事なんですが、前回までに「コミュニティは理想世界に向かって共に行動するものだ」とお話したと思います。
で、その「理想世界というのは会社における経営理念だ」とも話したと思います。
一口に経営理念と言っても、僕は2種類存在すると思っています。
それは、
・お金儲けの為の経営理念
・信念としての経営理念
この2種類です。
これは似ているようですが、意味合いが全く変わってきます。
お金儲けの為の経営理念
1つ目のお金儲けの為の経営理念はそのままの意味ですね。
お金を稼ぐ為の大義名分としての経営理念。
なので、
極論、社長ないし従業員がその経営理念に共感していなくても成り立ちます。
あくまで店構えとしての経営理念なので、いざ蓋を開けたら全くその理念に従った経営をしていない状態です。
僕個人の意見として受け取っていただきたいですが、
こういう経営理念は何の価値も生み出さない、ただのハリボテです。(口悪い…)
ハリボテの理念で利益が生み出されるフローとしては、
この商品を売りたい⇒大義名分を考える⇒何となくお客さんが買う⇒利益が上がる
こんな感じになりますね。
これも良く聞く話ですが、こういう流れで商品を売ると薄利多売になりますし、だいたいクレーム処理に追われます。
信念としての経営理念
で、2つ目の信念としての経営理念。
これは、社長ないし従業員が心からその経営理念(信念)に共感している状態です。
基本的には社長の信念と言って良いと思いますが、その信念を貫く為に経営理念を発して、その経営理念を元に商品を作る。
その結果、良い商品が生まれお客さんの心を惹き付け、利益が上がる。
ここに関しては、最近話題になっていた「レペゼン地球」の解散動画がめちゃめちゃ分かりやすいと思います。
僕は正直あまりレペゼン地球を深くは知らないですが、あの解散動画で語るDJ社長の言葉や信念はとてつもないパワーを持っていました。
ああいうパワーはハリボテの信念では絶対に感じられないものです。
その熱量が伝わっている事が、コメント欄の反応を見れば一目両全だと思います。
もし興味があれば、ぜひ見てみてください。
他にもアップルとかもまさにそうだと思います。
最先端の技術と先進的な発想。
洗練されたデザインをユーザーに届けたいという信念から、iPhoneなどの至極の商品が生み出されている訳です。
こういった信念を貫くことがブランドとなり、そこにファンができていく訳ですね。
もちろん1つの会社の中には、この2種類の信念が混ざり合っていると思います。
100:0や0:100ではなくて、どっちの比重が大きいかが大事になってきます。
とは言え、後者に比重が大きい方がお客さんにとっても会社にとっても良い結果を生むのは、火を見るより明らかかなと思います。
どちらにせよ「お金儲け」という源泉は変わらないんですけど、そのプロセスが全く違います。
さらに働く側としてもリーダーの信念が強くあれば、理想への共感もしやすいです。
会社の信念について理解しておくと、自分の働く理由も見つけやすくなると思うので、今回はこのお話をしました。
では、また次の記事でお会いしましょう!
●【第4回】YouTuberになる理由。サラリーマンになる理由。